消費者金融の利息の計算方法
ですが、馴染みのない人にとって消費者金融はちょっと怖いと感じるかと思います。
特に金利については、知っていないと痛い目に遭う可能性もあります。
このページでは、消費者金融の利息の計算方法を詳しく解説していきます。
消費者金融とは
消費者金融は、一般消費者向けに小口の融資を行う金融業者のことです。
無担保、無保証で借入ができて審査も即日完了するので、急な出費の際に便利なサービスです。
消費者金融の主なサービスとしては、キャッシングのローンとカードローンを取り扱っている業者がほとんどになります。
借入した金額は分割で支払いをしていき、利用限度額内の範囲なら何度でも借入する事が可能です。
大手の消費者金融は土日祭日も営業をしているので、仕事が忙しい社会人にとってありがたいサービスです。
また消費者金融は利用できる条件なども異なりますが、安定した収入を得ている場合は、問題や事故を起こしていな限りは借りることが可能です。
ここで大手の消費者金融を紹介します。
アコム株式会社
テレビCMでもお馴染みになっているのがアコムです。
1936年に創業しており、消費者金融の中では歴史のある会社です。
親会社は株式会社三菱UFJフィナンシャルグループなので、借りる側にとっては安心できます。
プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)
プロミスもテレビCMで広告を打っている大手の消費者金融です。
1962年に会社を創業、2012年にSMBCグループに子会社化されました。
その際、会社名をSMBCコンシューマーファイナンスに変更しています。
親会社は三井住友フィナンシャルグループで、プロミスの株式を100%保有しています。
アイフル株式会社
チワワを使ったCMが話題になったのが、このアイフルです。
会社の創業は1967年、資本金は940億円を超える大手企業です。
複数の子会社を持つグループ会社の親会社として社会的信用を獲得しています。
レイク(新生フィナンシャル株式会社)
レイクは、1994年にアメリカのGEキャピタルの子会社として創業しました。
その他の大手消費者金融と比べると比較的若い会社です。
2008年に新生銀行にGEコンシューマーファイナンス株式会社の全株式を譲渡し、2009年に新生フィナンシャル株式会社に社名を変更しました。
消費者金融の金利と借入限度額
消費者金融から借入をする際に必ず必要になってくるのが、金利です。
大手消費者金融の金利の一覧は、
・アコム3.0%~18%
・プロミス4.5%~17.8%
・アイフル3.0%~18.0%
・レイク4.5%~18.0%
となっています。
初回の借入の場合は、まだ信用消費者金融での信用がありません。
そのため、どの消費者金融を利用しても最大の金利で借入をする事になるでしょう。
また、日本には利息制限法という法律があるので、借入金額がいくらでも20%を超える金利を請求される心配はありません。
20%を超えた金利が発生した場合、それは刑事罰の対象になります。
更に、借入金額によっても金利は変わります。
・10万円未満の借入では最大20%
・10万円以上100万円未満の借入では最大18%
・100万円以上の借入では最大15%
これが、利息制限法で定められた上限です。
これに加えて、大手消費者金融では、借入をする個人の借入限度額によって金利を決定しています。
一例を上げると、アコムの場合は、
・利用限度額が1万円~99万円で7.7%~18%
・利用限度額が100万円~300万円で7.7%~15%
・利用限度額が301万円~500万円で4.7%~7.7%
・利用限度額が501万円~800万円で3.0%~4.7%
という金利になっています。
その他の大手消費者金融でも、似たような金利の設定方法になっています。
消費者金融の利息の計算方法
金利の仕組みを説明した所で、気になるのが消費者金融の利息の計算方法です。
利息は、消費者金融に支払うお金のレンタル料と言えるでしょう。
そのため、借入日数が増えれば増える程、同じ金額を借入しても当然利息は高くなっていきます。
利息の計算方法は、
「借入残高×金利÷365×借入日数」
で計算されます。
大まかな計算ですが、金利18%で10万円を借入した場合の利息は、
・借入日数が1日の利息は50円
・借入日数が10日の利息は500円
・借入日数が20日の利息は1000円
・借入日数が30日の利息は1500円
です。
消費者金融の利息は、借入日数が1日経つ毎に増えていきます。
そのため、返済時の利息を抑えるためには、1日でも早く返済をした方が良いでしょう。
また、消費者金融の中には、無利息サービスを行なっている会社があります。
無利息サービスを利用すると、1ヶ月分の利息が0円になるので、返済が少し楽になります。
消費者金融での借入の返済には、
・金利
・借入残高
・借入日数
・利息
が複雑に絡み合っていきます。
最初に借入を行う前に、借入額だけでなく、借入日数と金利をしっかりと計算してから借入を行いましょう。
元利定額方式と元金定額方式
消費者金融への支払い方式は大きく分けて2通りのパターンがあります。
毎月の返済額が一定なのが、元利定額方式。
毎月の返済額が減っていくのが、元金定額方式です。
元利定額方式は、決められた返済額の範囲内で元金と利息の比率が変化していく返済方法です。
返済者には、毎月の支払い額が一定になるので計算しやすいというメリットがあります。
一方、返済期間が長引くと利息の比率が増えてしまい、中々元金が減らないというのがデメリットです。
そのため、元利定額方式を利用する際には、適度に繰り上げ返済を行う事で元金を減らして返済期間を短縮すると良いでしょう。
元金定額方式では、毎月一定の元金に利息を加えるので徐々に返済額が少なくなっていきます。
毎月一定の元金を返済するので、元利定額方式と比べると元金の減りが早くなり、返済期間が短くなるのがメリットです。
しかし、毎月の返済額が変動していくので月々の返済額の計算をしにくい点と、元利定額方式と比べて毎月の返済額が多くなるのがデメリットです。
元利定額方式と元金定額方式、どちらの返済方法が優れているというのはありません。
消費者金融で借入をする前に、利用する消費者金融の返済方法がどちらのタイプなのか把握してきましょう。
まとめ
消費者金融とは、一般消費者向けに小口の融資を行う金融業者です。
無担保、無保証で借入ができて審査も即日完了するので急な出費の際に役に立ちます。
大手の消費者金融は、アコム、プロミス、アイフル、レイクと、CMやその他の広告で馴染みのある会社ばかりです。
どの消費者金融も、金利の設定や利息の計算方法に大きな差はありません。
借入金額の利息の計算方法は、
「借入残高×金利÷365×借入日数」
で算出されます。
借入額の返済方法には、元利定額方式と元金定額方式の2種類があります。
毎月の返済額一定なのが元利定額方式、徐々に返済額が減っていくのが元金定額方式です。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、借入を行う前に支払い方法を確認しておきましょう。
借入を行う前には、借入額だけでなく、適応される金利、支払う利息、返済方法までしっかりとシミュレーションしておく事で、返済のトラブルを予防できます。
消費者金融は一般消費者にとって非常に便利なサービスなので、正しく使っていきましょう。